信仰随想(原稿)

「誠実]という言葉で もう一つ思い浮かぶのは 「職人さん」 です。

所謂 「ものづくり]です。 名人とか匠と呼ばれる人達や,その下で

働いている見習いの人達。 この人達の作品が、海外で「匠の技」として

高く評価されています。ステンレスを0.08mmの厚さにして作られた

外科手術用の鋏(はさみ)、ピアノの弦をたたく木製のハンマー、

いずれも町工場の手作り作品で、この製品でなければ仕事が出来ない

揺るがない支持を集めています。 ところが最近、地味な仕事を好まない,

この様な職業に就く人が少なく、後継者捜しに苦労しているそうです。

毎年、技能オリンピックが開かれ ものづくりの職人技が競われていますが、

日本は毎年最多の金メダルを取り、一位に成っています。

ところが、昨年は中国が1位、2位がスイス,3位が韓国で、日本は9位でした。

日本は3年連続でノーベル賞を取っていますが、これは20年,30年かけて

築かれてきた 地道な基礎研究の結果 です。

この基礎研究をしたがらない人が増え、日本は このままでは

ノーベル賞から遠ざかるだろうと、受賞者が危惧しています。